日本キリスト教団 赤羽教会

日本キリスト教団 赤羽教会

<< 前週「」 | 「2020年12月27日聖日礼拝順序 降誕節第1聖日」 | 次週「」 >>

[礼拝説教]2020年12月27日聖日礼拝順序 降誕節第1聖日

大友英樹牧師
2020年12月27日
使徒言行録 16章25-34節

2020年127日 聖日礼拝順序 降誕節聖日

年末感謝礼拝

1. 黙祷

2.招詞 イザヤ40:9

3.頌栄 60(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

4.新聖歌 7(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

5.詩編交読 詩編27:1~6

6.祈り

7.新聖歌 171(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

8.主の祈り

9.使徒信条

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。 

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、処女(おとめ)マリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府(よみ)にくだり、三日目に死人のうちよりよみがへり、天に昇り、全能の父なる神の右に坐したまへり。かしこより来たりて、生ける者と死ねる者とを審きたまはん。

我は聖霊を信ず。

聖なる公同の教会、聖徒の交はり、罪の赦し、身体(からだ)のよみがへり、永遠(とこしえ)の生命(いのち)を信ず。アーメン

10.ワーシップソング 主の愛に生かされて(YouTubeで検索してください)

11.教会聖句 使徒言行録1625

12.聖書 使徒言行録16:25~34

13.説教 『賛美の歌って祈っていると』(声に出して朗読してください)

 2020年の赤羽教会は、使徒言行録16:25《パウロとシラスが賛美のうたをうたって祈っていると》という御言葉に導かれてまいりました。元旦礼拝ではこの御言葉を掲げさせていただいて、「賛美をうたいつつ、神に祈る教会」とさせていただきたいと語らせていただきました。賛美をうたい、神の祈っていると、神の御業が起こりはじまるからです。

元旦礼拝、新年礼拝、そして夏期聖会において、この教会聖句を取り上げてきました。この聖書箇所は、パウロが第2回目の伝道旅行の途上、トロアスという町で、夜の夢の中で《マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください》というマケドニア人の幻を見たことからはじまります。マケドニアというのはエーゲ海の西側、ヨーロッパの地です。パウロに与えられている福音伝道のビジョンが、アジアからヨーロッパへと大きく広がろうとしています。その最初の町がフィリピでした。そこはローマの植民地で、マケドニアの第1区の首都です。そこでパウロはそれまでとは違う経験をしました。それは投獄です。それまでも石を投げつけられなど乱暴をうけてきましたが、投獄されることはありませんでした。しかもパウロはローマの市民権を持つものでした。簡単に投獄されるような身分ではなかったのです。しかし鞭打たれて投獄されるというローマ市民権を持つ者にはふさわしくない扱いを受けました。看守に引き渡されて、足枷をはめられ、一番奥の牢に入れられました。祈りの場所での集まりから、リディアが救われ、その家族が救われ、フィリピに教会が生まれはじめた矢先、神さまの御業がはじまっていると思いはじめた矢先、思いがけずに鞭打たれて投獄される。どんなに鞭打たれた傷が痛んだことでしょう。マケドニアに渡って福音伝道を行うことが神さまの御旨であるという確信をもってヨーロッパの地に降り立ちました。しかし待っていたのは思いがけない投獄であります。

しかし神の御業はその思いがけない投獄の中でも起こり始めます。《真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると》、神の御業が起こり始めます。おそらくは詩編が歌われたのでありましょう。詩編は賛美であり、祈りであります。賛美は祈りであり、祈りは賛美であります。賛美し祈り、祈って賛美する。それは神を礼拝することでもあります。賛美と祈りがささげられている牢獄、そこは聖なる神さまの臨在の場所となります。暗く、冷たく、痛み、眠れない、そんな絶望するような牢獄に中に、賛美と祈りが響いている。明かりをもってこなくては中を見ることができないような、真っ暗な牢獄の闇の中に、賛美と祈りが響いている。賛美と祈りはパウロとシラスを神さまに心向けさせ、聖なる神の臨在を仰がせただけではありません。《賛美の歌をうたい、神に祈っていると》、神の御業が起こりはじめます。

まず第1に牢獄の中で神の御業が起こりはじめます。ほかの囚人たちが賛美と祈りに聞き入るようになります。真夜中というのは、夜の9時ごろ~12時ごろを指しているようです。昔も今もそういう時間帯に歌声が響いてくるというのはどうでしょうか。迷惑な思いをすることありましょう。しかしそういう時間帯に、真夜中ごろ、パウロとシラスは賛美の歌をうたって神に祈っていたというのであります。牢獄の中は明かりがない暗闇の世界、明かりがあっても薄暗いものでありましょう。その牢獄の中に賛美と祈りが響いている。しかしその声は決して大きなものではありませんでした。パウロもシラスもそのあたりは常識的であったでありましょう。聖書には《ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた》とあります。聞き入っていた」というのは、「立ち聞きする、盗み聞きする、ふと耳にする、電話から声が漏れてくる」という意味の言葉です。はっきりと聞こえるわけではない。聞き耳を立ててよく聞かければわからない。そうした小さな賛美と祈りの声が響いてくる。小さな細き声で、神さまを賛美し、祈りをささげていた。詩編を歌い、祈っていた。小さな細き声を耳障りだと叱り飛ばしていた囚人たちであったかもしれませんが、やがてその賛美と祈りの言葉に、耳をそばだてて聞き入っている。彼らはずっと聞き続けていました

何が起こりはじめたでしょうか。囚人たちの心が変えられていきます。小さな声の賛美と祈りに耳を傾けようとして、耳をそばだてて、それに聞き入っているときに、囚人たちの荒れすたれた心が、その賛美と祈りに導かれて神へと向かっていきます。それは突然の大地震によって、牢の戸が開き、囚人の鎖が外れてしまったとき、これ幸いと逃げ出さなかったところにあらわれています。賛美と祈りは、荒れすたれた心を癒し、賛美と祈りがささげられている神へと向かわせます。

この聖書の出来事はわたしたちにどんなチャレンジを語っているでしょうか。今年はコロナでそれが難しいところがありましたが、教会では賛美と祈りが心置きなくいっぱいに響きわたります。今年は限られたところがありましたが、それでもその中に身を置くときに神へと心が開かれていく。それぞれの家庭の中でも、賛美と祈りがパウロとシラスの牢のように小さなBGMのようなものでも響いているならば、わたしたちの口を通して鼻歌のようでも口ずさんでいるならば、そこから神の御業が起こりはじめます。

そして第2に牢獄の外で神の御業が起こり始めます。突然、大地震が起こり、牢の戸が開いてしまいます。聖書には《目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思いこみ、剣を抜いて自殺しようとした》とあります。この看守はパウロとシラスを厳重に見張るように命じられて、一番奥の牢に入れた本人でした。しかし看守はこのとき眠っていた。真夜中になって、牢獄の中はいつもより静かだと思ったのかもしれませんが、命令に従わないで眠ってしまった。大地震で目を覚ますと牢の戸が開いているのを見てパニックに陥ったのでしょう。囚人が逃げてしまったと思い、命令に従わないで眠ってしまったことでとんでもないことになってしまったと剣を抜いて自殺しようとします。そのときパウロの声が牢獄から響きます。《自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる》。看守にはパウロとシラスが賛美の歌をうたい、神に祈っている声は届いていなかったかもしれません。眠っていたわけですから、牢から声が漏れていても聞いてはいなかったでありましょう。しかしこのとき看守が目の当たりにしたことは、ふつうのことではありませんでした。だれ一人逃げる者がいない。パウロとシラスの賛美と祈りを見張りもせずに眠っていて聞いていなかった看守のうちに、神さまの御業が起こりはじめました。「震えながらひれ伏した」とありますが、直訳では「震えが起こってひれ伏した」のです。震えが起こるということは、看守のうちに神さまの御業が起こりはじめたのであります。看守はパウロとシラスに救いの道を求めます。30節《先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか》。

看守はパウロたちに「先生方」と言いました。聖書の原典には「キュリオス」と書いてあります。それは主人、先生、年上の人への尊称ということで、英語聖書ではSirと訳しています。看守は「キュリオスよ、救われるためにどうすればいいのですか」と尋ねます。パウロとシラスは同じ言葉をもって答えます。「キュリオス、イエスを信じなさい」。《主イエスを信じなさい》。あなたキュリオスと呼ぶべきお方はイエスさまですよ。わたしたちをキュリオスと呼ぶのではありません。イエスさまがキュリオスです。その後に、主の言葉を語ったとありますから、イエスさまがキュリオスであるとはどういうことか。イエスさまが神の子であり、全人類の罪の身代わりに、あなたの罪を赦すために十字架に死んでくださり、三日目に復活してくださったのです。このイエスさまがあなたの主、キュリオスです。救い主です。あなたを救いたもう神であられます。そのような福音を語り伝えたでありましょう。そしてその夜、看守とその家族が皆すぐに洗礼を受けて救われます。34節に《神を信じる者となったことを家族ともども喜んだ》とあります。主イエスを信じるということは、神を信じる者となるということです。つまりイエスは神であるという信じることです。ローマ植民地のフィリピの町で、ローマ帝国の市民が受け入れることも実行することも許されない風習を宣伝していると牢に入れられたことを知っている看守のうちに、魂の救いへの飢え渇きが起こり、イエスは神であると信じなさい、そうすればあなたも家族も救われるとのメッセージを受け入れて、神を信じる家族が起こされていきます。牢の中での小さな賛美と祈りからはじまった神さまの御業が、牢の外で聞いていなかったであろう看守のところにまで拡がっていきます。

わたしたちはこの年のはじめ、この御言葉をいただいて1年をスタートしました。いったい誰がこの全世界を巻き込むウイルスの猛威を思い描いたでしょうか。どういう神さまの御業がなされていくのだろうか。大きな期待をもってスタートしたわけですが、今年私たちが経験していることは、パウロとシラスが牢の奥に足かせをされて入れられたことになぞらえることができることでした。例年のような教会の働きも制限されたものでした。わたしは教会聖句に導かれながら、賛美と御言葉と応答という賛美を多く取り入れた礼拝も取り入れて、月に1回は違った形式の礼拝をささげることで豊かな礼拝を経験するようにできればと考えていましたが、そういうことはかないませんでした。しかし4月から6月まで、毎週、今日のワーシップ「主の愛に生かされて」を賛美しながら、第1礼拝の新しい礼拝の形式で礼拝をささげることができたのは、神の御業が起こされたことでもあったと思います。毎週礼拝をささげ続けさせていただいていますが、これも神さまの御業であります。礼拝そのものが、賛美と祈りであります。賛美と祈りがわたしたちの力です。そこから神の御業が起こされてきました。そしてこれからも起こされていきます。77年前、私たちの教会が国家から弾圧をうけて、教会の解散命令が出されました。戦時中の治安維持法違反としては最大規模のホーリネス教会弾圧事件です。神の御業がなされているのかわからない、信じられないような時代であったと思います。そうした中でホーリネスの群の戦後の指導者であった小原十三司先生の祈り歌を思い起こします。朝には「今日もまたいたくまされるみこころがなされることを我は信ず」、夕べには「今日もまたいたくまされるみこころがなされしことを我は信ず」。これは東京刑事地方裁判所の地下室に連れられて来たので取り調べをうけるのかと思っていたけれども、その1日なにもなく終わった日に生れたものです。そんな1日であっても、神の御業がなされたのだと信じるときに、信仰が現在的になったと証ししています。

《賛美の歌をうたって神に祈っていると》神の御業が起こり始める。今日も神の御業がなされる、今日も神の御業がなされたと信じていきたいと思います。聖書はそのこと証しします。それは昔も今も変わりません。神の御業が起こらなくてはなりません。神の御業をはいさせていただかなくてはなりません。そのためにも賛美と祈りに満ちた教会でありたい、賛美と祈りに満ちた礼拝をささげたい、賛美と祈りに満ちたキリスト者でありたい。賛美と祈りをささげている者だけが味わうことができる神の素晴らしい御業を味わわせていただきたい。この年も神の御業がなされたことを感謝しますと祈りをささげてまいりましょう。

(応答の祈りをしてください)

14献金(後日、礼拝に来られた時に献金してください。教会の口座に送金することもできます)

讃美 新聖歌 265(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

15.感謝の祈り 

16.報告

  ①先週集会 礼拝63名(HP・メール・faxの方を含む)

聖書研究祈祷会 15名

  ②今週の予定 30日:聖書研究祈祷会(休会)

         31日:除夜祈祷会

        1月1日:元旦礼拝(11時)

  ③教会便り ・ユースにお勧め賛美動画 サルーキ=「フレッシュ」

        ・メールやファックスでの礼拝人数は把握できますが、HPでの人数が把握できませんので、お手数ですがメールで「HPで礼拝しました」と送信してください。

メール pastor@akabanechurch.jp fax 03-3901-8990

       ・12/20(日)、「クリスマス合同礼拝」では大友天門兄の洗礼式、礼拝後はABAのリードで「ミニ祝会」をもつことができました。ユースメンバーも手伝ってくださり感謝します。

・12/24(木)、「キャンドルライトサービス」ではクリスマスキャロルと聖書朗読による礼拝をもちました。例年のキャロリングは教会前だけで行いました。30名の参加でした。

・1年に感謝しクリスマス献金を献げましょう。目標は80万円。

 ④次週予告 ・7時:早朝礼拝

 ・9時 30分:第1礼拝(合同礼拝に合流)

 ・10時00分:第2礼拝(新年合同礼拝) 説教)大友師

 ・13時00分、14時30分:ホ群新年聖会(YouTube東京聖書学校HARADA)

        ・礼拝以外の集会は休会となります

17.頌栄 新聖歌63(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

18.祝祷

  主イエス・キリストの恵み、父なる神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同の上 

豊かにあるように アーメン

19.黙祷

日本基督教団 赤羽教会
〒115-0042 東京都北区志茂2-56-4 TEL03-3901-8939 FAX03-3901-8990
このページは、自称赤羽web委員会(略してAWA)により作られています。