日本キリスト教団 赤羽教会

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[礼拝説教]2021年1月24日聖日礼拝順序 降誕節第5聖日

大友英樹牧師
2021年1月24日
民数記 22章22-35節

2021年1月24聖日礼拝順序 降誕節第聖日

1. 黙祷

2.招詞 詩編1211~2

3.頌栄 60(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

4.新聖歌 18(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

5.詩編交読 詩編44:2~9

6.祈り

7.新聖歌 98(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

8.主の祈り

9.使徒信条

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。 

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、処女(おとめ)マリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府(よみ)にくだり、三日目に死人のうちよりよみがへり、天に昇り、全能の父なる神の右に坐したまへり。かしこより来たりて、生ける者と死ねる者とを審きたまはん。

我は聖霊を信ず。

聖なる公同の教会、聖徒の交はり、罪の赦し、身体(からだ)のよみがへり、永遠(とこしえ)の生命(いのち)を信ず。アーメン

10.ワーシップソング 土の器(YouTubeで検索してください)

11.教会聖句 Ⅱコリント5章18「神は和解の務めを私たちに授けてくださいました」

12.聖書 民数記22:22~35

13.説教 『わが道に立ちふさがる者』(声に出して朗読してください)

 イスラエルの民は約束の地、カナンの地を目の前にするモアブの平野に宿営しています。聖書の巻末にある聖書地図2を見ていただくと、死海の東側にモアブの民が住んでいる地域を迂回して、ヘシュボンの辺りになります。モアブの民は、イスラエルの民の数がおびただしくて恐れを抱き、気力を失っていました。そこでモアブの王は、遠くユーフラテス川流域からバラムという占い師のような人物に助けを求めます。「今すぐに来て、わたしのためにこの民を呪ってもらいたい。そうすればこの国から追い出すことができるだろう。あなたが祝福する者は祝福され、あなたが呪う者は呪われることを知っています」。モアブの王は、占いの礼物を携えて、バラムのところに長老たちを遣わしました。バラムは神が夢で何と告げるかを聞こうといって、その夜、夢を見ます。神の告げることは、「モアブの王のところに行ってはならない。イスラエルの民を呪ってはならない」というものでした。

2度目にモアブの王は、前よりも位の高い使者を遣わして言いました。「どうかわたしのところに来るのを拒まないでください。あなたを大いに優遇します。どんなことでもします」。バラムは家に満ちるほどの金銀を贈ってくれても、神の言葉に逆らうことはできません。神が何と告げられるかを聞きましょう」とまたその夜に夢をみます。神の告げるところは「彼らと共に行きなさい。わたしが告げることだけを行わなければならない」ということでした。そこでバラムは次の朝、ろばに乗ってモアブの地に出発します。そして今日の聖書箇所になります。22節《ところが、彼が出発すると、神の怒りが燃え上がった。主の御使いは彼を妨げる者となって、道に立ちふさがった》。

神さまが「行きなさい」と言われたので出発したのですが、出発をすると神の怒りが燃え上がった。いったいこれはどういうことなのでしょうか。神さまの気まぐれなのでしょうか。

バラムについて、聖書、特に新約聖書を見ますと、あまり評価は高くありません。Ⅱペトロ2:15に《彼らは、正しい道から離れてさまよい歩き、ボソルの子バラムが歩んだ道をたどったのです。バラムは不義のもうけを好み、それで、その過ちに対するとがめを受けました。ものを言えないろばが人間の声で話して、この預言者の常軌を逸した行いをやめさせたのです》。またユダの手紙11節に《彼らは「カインの道」をたどり、金もうけのために「バラムの迷い」に陥り、「コラの反逆」によって滅んでしまうのです》とあります。バラムは異端的な人物で、不義のもうけを好み、金儲けのために迷いに陥った人物であるというのです。モアブの王の使者が占いの礼物をもってきたとき、大いに優遇しますと誘ったとき、バラムはそれに興味を示さず、神に聞いてみましょうと言ったわけですが、新約聖書はバラムは利欲のために心がくらんでしまって、心のよこしまにまかせて出発した。ペトロはバラムは常軌を逸した行いをやめさせられたと言います。そういう意味では、バラムは決して優れた信仰者ではありません。天地万物を創造され、イスラエルを救いだして出エジプトさせてくださり、罪にまみれてしまった全人類に救いを与えてくださるまことに神を畏れるという信仰者ではありませんでした。あくまでもユーフラテス川流域の占い師であります。神さまはそのようなバラムを用いられます。新約聖書が語るように、バラムは道徳的によろしくないところがあったでありましょう。しかし神さまはそんなバラムを用いられます。どのように用いられたのでしょうか。

このバラムの物語は、22章~24章の長い物語です。この物語には6つの場面があります。最初にモアブの王が使者を送ったのが第1の場面、二度目にモアブの王が使者を送ってバラムが出発するのが第2の場面、そして今日の聖書箇所が第3の場面です。来週は第4から第6の場面のところを取り上げる予定なので、今日は省略します。第1の場面から第3の場面のなかで、この第3の場面がとても重要です。なぜかと言いますと、ここでは抜身の剣を持った主の御使いが道に立ちふさがっていたということですが、それは神さまご自身が現れたということと同じだからです。神さまがこの異境の地の占い師であるバラム、これからのことを見通すことがきる先見者であるバラム、ある学者はバラムは見る者であると言っています。この第3の場面では抜身の剣を持った主の御使いが立ちふさがっているところで、バラムは何を見る者なのか、何を見ているのか、これが中心のメッセージとなっています。

バラムがろばに乗って道を進んでいきます。すると《主の御使いは彼を妨げる者となって、道に立ちふさがった》。このろばは、主の御使いが抜身の剣を手にして道に立ちふさがっているのを見ます。そしてろばは道をそれて畑に入ったり、道の両端にある石垣の方を体を押しつけて通っていったり、最後には主の御使いが右にも左にもよけられない狭い道に立ちはだかってどうすることもできないで、その場にうずくまってしまいます。そのたびにバラムは三度にわたってろばを打って、進ませようとします。すると28節《主がそのときろばの口を開かれたので、ろばはバラムに言った。「わたしがあなたに何をしたというのですか。三度もわたしを打つとは」》という不思議なことが起こります。「ろばの口を開かれた」というのは、神さまのメッセージを語る預言者の口を開くことと同じことです。らばを通して神さまが語られるのです。大事なことは、本当にろばが話したのかどうかということを証明することではありません。バラムはろばを叱ります。29節《バラムはろばに言った。「お前が勝手なことをするからだ。もし、わたしが手に剣があったら、即座に殺していただろう」》。バラムは手に剣があったらと言いますが、ろばは主の御使いが抜き身の剣を手にして、道に立ちふさがっているのを見ています。占い師、先見者、見る者と言われるバラムは剣があったらと言いますが、ろばは主の御使いの抜き身の剣を見ています。バラムは何を見ているのか。

神さまが御業をあらわされます。31節《主はこのとき、バラムの目を開かれた。彼は、主の御使いが抜き身の剣を手にして、道に立ちふさがっているのを見た。彼は身をかがめてひれ伏した》。バラムの目が開かれます。神さまによって霊の目が開かれます。心の目が開かれる。神さまが御自身を明らかにしてくださる。バラムは神の語るように語りましょう。占い師、先見者、見る者ですから、神など実際に知らなくても、憑依現象のようになって語ることができたのでありましょう。しかし本当に意味では神さまを知らない。神さまに出会っていない。神さまを見ていない。バラムが見ていたのはいったいなんでしょうか。主の御使いはバラムに語ります。32節《見よ、あなたはわたしに向かって道を進み、危険だったから、わたしは妨げる者として出て来たのだ》。バラムはこのまま進んで行くと危険であったと言われます。

この32節は旧約学者たちがどういうように理解するのがいいのだろうかと悩ませるところです。そのまま訳せば、「この道がわたしの前で突き落とすからです」とか、「真っ逆さまだからです」となります。34節でバラムは答えています。《「わたしの間違いでした。…もしも、意に反するのでしたら、わたしは引き返します」》。新しい翻訳の聖書協会共同訳では「あなたの目に悪とされることでしたら、わたしは引き返します」となっています。神さまの意に反する、神さまの目に悪とされる。そういうことがバラムに起こっているという理解です。このまま進んで行くことは、神さまのみこころに適わない。だから危険である。突き落とされてしまう。真逆である。バラムが見ていたのは、口では神の語られることを告げますとは言っていますが、しかし実際には神さまを見ていません。心の目が閉じられてしまって、ろばが見ている主の御使いを見ることができない。つまり神さまに本当にはお会いしていないのです。本当には神さまを知らないのです。本当には神さまを見ていないのです。神の語られる言葉を語ろうと言っているのに、バラムが見ているのは、占い師、先見者、見る者としてバラムが見ているのは、彼自身の栄誉、名誉ということであったのでしょう。新約聖書によれば、バラムが見ていたのは不義のもうけでありましょう。だから、神さまはバラムに、あなたは危険である。突き落とされてします。真逆をいっている。わたしの前に誤った道を行っている。宗教改革者ルターは「あなたは破滅の中に落ちる」と訳しました。バラムはこれから神さまに用いられようとしています。しかしここまま進むならば、破滅の中に落ちてしまいます。我欲のためにイスラエルを祝福する者となってしまいます。ここで抜き身の剣を手にして、その道に立ちふさがる者が、神さまご自身が、バラムの前に立ちはだかってくださいます。あなたはこのままでは破滅に落ちる。あなたが見るべきなのは、わたしである。わたしがあなたの心の目を開いて、神さまご自身に出会わせる。バラムはこの神さまとの出会いを経験して、本当の意味で神さまに用いられる者となります。

神さまに出会う経験、心の目を開いていただいて、神さまにお会いする経験。これなしに、どんなに神さまのためにといって前進したとしても、神さまはわたしの進む道の前に、抜き身の剣を手に持って立ちふさがれます。わたしたちの心の目を開いてくださるのは、イエスさまです。ルカ福音書24章に十字架に死なれ、復活されたイエスさまは、聖書を悟らせるために、神さまに出会うために、心の目を開いてくださいました。わたしたちの歩む道に邪魔をするわけではありませんが、立ちふさがるお方がおられることを覚えたいと思います。イエスさまを通して、イエスさまを信じて、あなたは神さまを見ているか、今日も神さまに出会っているかと問われています。抜身の剣を手にして道に立ちふさがる者を前にして、つまり神さまを前にして、バラムのろばがうずくまったように、バラムが心の目を開かれて、神さまに出会ったように、わたしの道に神さまが立っておられる。この神さまを見上げてまいりましょう。(応答の祈りをしてください)

15.献金(後日、礼拝に来られた時に献金してください。教会の口座に送金することもできます)

讃美 新聖歌 356(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

16.感謝の祈り 

17.報告

  ①先週集会 礼拝40名(HP・メール・faxの方を含む)

聖書研究祈祷会 2名(牧師のみ)

  ②今週の予定  25日:ホ群首都圏教師会

          26日:ホ群常任委員会

27日:キングスガーデン礼拝・聖書研究祈祷会(牧師のみ)

28日:東京聖書学校講義

29日:関東聖化交友会・埼京伝道放送協力会

30日:ライフライン(8時・テレビ埼玉)

  ③教会便り ・ユースにお勧め賛美動画「土の器」

        ・メールやファックスでの礼拝人数は把握できますが、HPでの人数が把握できませんので、お手数ですがメールで「HPで礼拝しました」と送信してください。

メール pastor@akabanechurch.jp fax 03-3901-8990

        ・先週献金くださった方の献金は、本日の礼拝でささげます

       ・会堂掃除(礼拝後・土曜日):礼拝後と土曜日の掃除はしばらく行いません

・1/17(日)、目白教会にて正教師按手礼式が行われ、一人の教師が新たに牧師として任職を受けました。2月に入るとすぐに、補教師検定試験がはじまります。東京聖書学校でも2名の神学生が備えています。お祈りください。

・水曜日の聖書研究祈祷会はしばらく休会となりますので、各家庭で時を覚えてお祈りください。

・受験シーズンとなります。大学・高校・中学受験にチャレンジしている若いメンバーのために祈りましょう

 ④次週予告 ・7時:早朝礼拝 説教)大友師

 ・9時 30分:(合同礼拝に合流)  

 ・10時00分:合同礼拝 説教)大友師

        ・礼拝以外の集会は休会となります 

18.頌栄 新聖歌63(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

19.祝祷

  主イエス・キリストの恵み、父なる神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同の上 

豊かにあるように アーメン

20.黙祷

日本基督教団 赤羽教会
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