日本キリスト教団 赤羽教会

日本キリスト教団 赤羽教会

<< 前週「」 | 「2021年6月6日聖日礼拝順序 聖霊降臨節第3聖日」 | 次週「」 >>

[礼拝説教]2021年6月6日聖日礼拝順序 聖霊降臨節第3聖日

深谷春男牧師
2021年6月6日
エフェソ 2章1-10節

2021聖日礼拝順序 聖霊降臨節聖日

【創立70周年記念礼拝】

1.黙祷

2.招詞 詩編98

3.頌栄 60(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

4.新聖歌 50(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

5.詩編交読 詩編25:1~11

6.祈り

7.讃美歌 54(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

8.主の祈り

9.信仰告白

我らは信じかつ告白す。

旧新約聖書は、神の霊感によりて成り、キリストを証(あかし)し、福音の真理を示し、教会の拠(よ)るべき唯一の正典なり。されば聖書は聖霊によりて、神につき、救ひにつきて、全き知識を我らに与ふる神の言(ことば)にして、信仰と生活との誤りなき規範なり。

主イエス・キリストによりて啓示せられ、聖書において証せらるる唯一の神は、父・子・聖霊なる、三位一体(さんみいったい)の神にていましたまふ。御(み)子は我ら罪人(つみびと)の救ひのために人と成り、十字架にかかり、ひとたび己(おのれ)を全き犠牲(いけにへ)として神にささげ、我らの贖(あがな)ひとなりたまへり。

神は恵みをもて我らを選び、ただキリストを信ずる信仰により、我らの罪を赦(ゆる)して義としたまふ。この変わらざる恵みのうちに、聖霊は我らを潔(きよ)めて義の果(み)を結ばしめ、その御業(みわざ)を成就したまふ。

教会は主キリストの体(からだ)にして、恵みにより召されたる者の集(つど)ひなり。教会は公の礼拝を守り、福音を正しく宣(の)べ伝え、バプテスマと主の晩餐との聖礼典を執り行ひ、愛のわざに励みつつ、主の再び来りたまふを待ち望む。

我らはかく信じ、代々(よよ)の聖徒と共に、使徒信条を告白す。

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。 

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり、処女(おとめ)マリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府(よみ)にくだり、三日目に死人のうちよりよみがへり、天に昇り、全能の父なる神の右に坐したまへり。かしこより来たりて、生ける者と死ねる者とを審きたまはん。

我は聖霊を信ず。

聖なる公同の教会、聖徒の交はり、罪の赦し、身体(からだ)のよみがへり、永遠(とこしえ)の生命(いのち)を信ず。アーメン

10.ワーシップソング わが魂の羊飼い(YouTubeで検索してください)

11.教会聖句 Ⅱコリント5章18

12.聖書 エフェソ2:1~10

13.説教 『恵みによる救い』(声に出して朗読してください)  

 赤羽教会、創立70周年、おめでとうございます!また、このすばらしい記念の礼拝にお招き下さり、感激で一杯です。大友先生、役員の皆様、教会員の兄弟姉妹、そして神様に心から感謝を致します。  ハレルヤ。

【今日の聖書箇所の概略と区分】

 さて、この聖書箇所は、わたしどもクリスチャンの生涯と信仰を非常によく示しています。ウェスレーもここから、記録されただけでも100回以上説教しています。標準説教53の中での冒頭の説教もこの聖書箇所からの説教です。ここにはクリスチャンの肖像画が記されています。

第一にわたしどもの過去の姿、第二に神の恵みに触れた体験、そして第三に新しい創造物として、善い業へと導かれていることが記されます。いわば「クリスチャン生涯の、過去、現在、未来」が記されています。以下の通りです。

1、過去:死んだ状態-悪しき霊に支配され、この世に倣う生活 1-3節

2、現在:救いの体験-キリストの十字架と復活による救済   4-7節  

3、未来:善い業への招きー新創造の神の作品として生きる   8-10節

【メッセージのポイント】

1)1 さて、あなたがたは、過ちと罪とのために死んだ者であって、2 かつては罪の中で、この世の神ならぬ神に従って歩んでいました。空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な子らに今も働く霊に従って歩んでいたのです。3 私たちも皆、以前はこういう者たちの中にいて、肉の欲のままに生き、肉とその欲することを行い、ほかの人々と同じように、生まれながら神の怒りを受けるべき子でした。(1-3節)    

⇒ 過去:死んだ状態-悪しき霊に支配され、神の怒りの対象だった

ここで聖書は、わたしどもはかつて「過ちと罪とのために死んだもの」と指摘しています。生きているというのは実は名ばかりで実は、霊的には死んでいたと言うのです。

そして、その実態は、わたしたちが従っていたもの、支配されていたものが何であるかが明言されています。それは「悪の霊」であるといいます。「この世の神ならぬ神」、「空中に勢力を持つ者」、すなわち、「不従順な子らに今も働く霊」であると表現しています。そして、そのような生涯は、「肉の欲のままに生き、肉とその欲することを行」っていたと指摘しています。パウロはここで、過去の罪の生活を言っていますが、その背景に、この世を支配する悪しき霊の存在、サタンの存在を指摘しています。全く自己中心の生涯はやがて破局を迎えます。それは生まれながらの「怒りの子」、「神の怒りを受けるべき子」であたったと説明しています。ちょうど、糸の切れた凧のような存在です。悪の風に身を任せて空高く飛んだとしても、ぷっつりと糸が切れて、くるくると風に舞いながら、地上へと転落する。もしも、生まれながらの罪の生活を続けているならば、それは恐ろしい「神の怒り」を恐れつつ生きる、惨めな敗北の生涯になってしまうのです。

2)4 しかし、神は憐れみ深く、私たちを愛された大いなる愛によって、5過ちのうちに死んでいた私たちを、キリストと共に生かし、――あなたがたが救われたのは恵みによるのです――6 キリスト・イエスにおいて、共に復活させ、共に天上で座に着かせてくださいました。7 それは、キリスト・イエスにおいて、私たちが賜った慈しみにより、神の限りなく豊かな恵みを、来るべき世々に現すためでした。 (4-7節)

⇒ 現在:救いの体験-キリストの十字架と復活の恵みに触れて

4節で「しかし」とあります。この「しかし」は重要です。罪の現実があります。過去の傷つけ、傷つけられた現実があります。そこには「怒りの子」と言われる事実がなまなましく続いているかもしれません。しかし、わたしどもは、その罪の支配の現実から目を転ずるのです。        

「しかし、神は憐れみ深く」とパウロは語り始めます。憐れみ豊かな神に目を止めるのです。4節には神様がわたしどもを、「私たちを愛された大いなる愛によって」、死んでいたわたしどもをキリストと共に生かしてくださったと語っています。この4節には「神の愛=アガペー」が2回使用されます。神の驚くべき愛、この大いなる愛が、イエスキリストの十字架と復活という恵みを通して、わたしどもの現されたのです。この「神の愛」に触れた者は、死んでいたところから復活し、キリストと共に天上の座に着き、新しい生涯へと生まれ変わるのです。

ある方はこの箇所には4つの神様の姿が記されていると語っています。「神の愛」そして「神の憐れみ」。これらは何の価値もないわたしどもにそそがれる特別なる恩寵を言います。そして「神の恵み」。これは神様の豊かな世界、われらを包み、反逆する者を受け入れ、罪と死の世界を、愛と命の世界に作り変えて行くのです。そして最後は「神の力」です。神の天地創造の力は、キリストの十字架と復活と言うかたちで現れ、全てを作り変えて行くのです。                       

3)8 あなたがたは、恵みにより、信仰を通して救われたのです。それは、あなたがたの力によるのではなく、神の賜物です。9 行いによるのではありません。それは、誰も誇ることがないためです。10 私たちは神の作品であって、神が前もって準備してくださった善い行いのために、キリスト・イエスにあって造られたからです。それは、私たちが、善い行いをして歩むためです。(8-10節) 

⇒ 未来:善い行いへの招きー新創造の神の作品として生きる                               

ここには大変重要なことが語られます。わたしどもの生涯は、「恵みにより、信仰を通して救われた」と言うのです。それはわたしどもの自分の力によるのではありません。それは神の賜物だというのです。神様はわたしどものために前もって準備して、キリスト・イエスにあって造って下さったと告白しています。わたしたちは、「神の作品」「キリストにあって善い行いをするようにと造られた神の作品」であると言うのです。 

聖歌196番の「驚くばかりの恵みなりき」“Amazing Grace”は、欧米ではあまりにも有名な讃美歌です。実はこの讃美歌の作詞者は奴隷船の船長だったジョン・ニュートンという人です。彼は1725年、地中海航路の船長の一人息子としてロンドンで生まれました。母エリザベスは息子が将来牧師になることを願い、3~4歳の時から聖書や教理問答集、讃美歌を教え、6歳の時からはラテン語を教えたといいます。ジョンはたいへん優秀で記憶力も抜群でした。しかし母エリザベスが彼の7歳になる少し前に亡くなると、彼の生活は一変します。彼は船乗りだった父の仕事を継ぎ、11歳で船に乗り始めました。その後、海軍の強制募集隊に捕まって無理やり水兵にされ、ハーウィッチ号という軍艦に乗せられ、大変辛い目に会います。二年間水兵の務めをした後、脱走してアフリカ西岸、シェラレオネの沖、プランタン島に逃げ込みます。この島でクロウというポルトガル人と知り合います。この男は悪名高い奴隷商人でした。荒っぽい生活を続けていたジョンはたちまちその仲間になり、奴隷船の船長になります。当時ヨーロッパ各国の奴隷貿易の中でも、王立アフリカ会社を設立して、国をあげての事業にしていたイギリスの比率が特に大きく、統計によると、18世紀後半、イギリスの奴隷船総数は192隻、輸送能力は4万7千余り、18世紀末に毎年アフリカから輸出、人間を輸出!したそうです。被害にあった黒人奴隷は7万人、そのうちイギリス商人によるものが約4万人、次のフランス商人による2万人の2倍という多さでした。奴隷売買の行われた300年間に1,500万人の黒人が奴隷としてアフリカからアメリカへ連れて行かれたのです。ジョン・ニュートンはその悪辣な事業の一翼を担っていました。実に人類史上最悪の悪徳行為の一端を彼は担っていました。かつて母エリザベスによって注ぎ込まれた聖書の教えは彼の心からは全く消え去り、精神的なこと、魂の救いというようなことをあざ笑って、友人たちまでも奴隷売買の仕事に引き込んで罪を犯させるという状態でした。

しかし、1748年5月10日、彼が22歳のとき、転機はやってきました。彼がイギリスに帰る航海中、大変な嵐に遭い、生命の危険を感じます。その時、長い間忘れていた聖書の言葉を思いだします。その一つはヘブライ人への手紙6:4-6でした。「一度光に照らされ、天からの賜物を味わい、聖霊にあずかる

ようになり、神のすばらしい言葉と来るべき世の力とを体験しながら、その後に堕落した者の場合には、再び悔い改めに立ち帰らせることはできません。神の子を自分の手で改めて十字架につけ、侮辱する者だからです。」さらにもう一カ所ジョンの心に突き刺さったところがありました。ペトロの手紙の二、2:20-21です。 どちらも一度救い主を知った後堕落した者は悔い改めに立ち返ることが不可能で、二度と救われないという、大変恐ろしいものです。彼はこれらの、母エリサベツが植え付けていた聖書の言葉を思い出して恐怖に打ちのめされ、そして同じくかつて読んだことのあるトマス・アケンピスの書いた「キリストにならいて」という書物の影響もあって「自分はこんな事をしていてはならない」と気付き、嵐の中の死の恐怖もあって、救いから洩れてしまったのではないかとの魂の怖れに捕らわれます。それから、もう一カ所母に教えられた聖書の言葉が彼の心に浮かびました。それはルカ福音書11:11-13でした。「あなたがたの中に、魚を欲しがる子供に、魚の代わりに蛇を与える父親がいるだろうか。・・・まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる」と言う慰めの言葉でした。悪徳の権化のようなジョン・ニュートンは、この「天の父はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」という御言葉に「自分のような卑劣な人間でも」本当に悔い改めてお縋りするなら、赦されるのだと知り、その嵐の中で魂の安らぎを得ます。この経験で彼の生き方はすっかり変わりました。良心に目覚めた彼は奴隷船の船長をやめ、1755年、リバプールの港の潮位観測員になります。その少し前彼は念願かなって、ポリーという女性と結婚しました。まじめな生活を送るようになったジョンは次第に霊的に成長して行きました。当時英国に起こった信仰復興運動であるジョン・ウェスレーのメソジストの運動に参加し、自分も牧師になることを願い始めました。彼は多くの語学にも通じていました。彼は愛する妻ポリーの希望を容れ英国国教会の司祭になりました。初めオルニーという小さな町の教会で16年間、その後ロンドンの大きな教会で26年間務めました。オルニーの教会で、彼は詩人ウィリアム・クーパーと交わり、彼の影響で讃美歌を書き始めたのでした。彼の生涯は神の驚くべき恵みを証しています。

今日は、ジョン・ニュートンの救いの体験を見ました。救われる前の自分、救いを体験した自分、そして、救われた後の自分。それは、すべてのクリスチャンの姿なのです。主を恵みをたたえつつ、最高の生涯を証ししましょう。

【祈祷】 恵みの主よ!今日はエフェソ2章より「クリスチャンの過去、現在、未来」について学びました。罪に死んでいた過去、キリストの十字架と復活による救いの現在、善い行いへ招きの未来!この驚くばかりの恵み感謝します。赤羽教会の創立70年を祝し、更なる80年、100年と祝し、導いてください。主の御名によって祈ります。(応答の祈りをしてください)

14献金(後日、礼拝に来られた時に献金してください。教会の口座に送金することもできます)

讃美 新聖歌 104YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

15.感謝の祈り 

16.報告

  ①先週集会 礼拝54名(HP・メール・faxの方を含む)

聖書研究祈祷会(牧師のみ)

  ②今週の予定 7日:hi-b.a高校生集会(オンライン)

         9日:北支区婦人部・ホ群委員会

聖書研究祈祷会(休会) Ⅰ:14時 Ⅱ:19時30分

        10日:東京聖書学校講義

        11日:関東聖化大会委員会

12日:ライフライン(8時・テレビ埼玉)

「聖書チャンネル BRIDGE」でも視聴できます。

  ③教会便り ・ユースにお勧め賛美動画「How Great Thou Art」

        ・メールやファックスでの礼拝人数は把握できますが、HPでの人数が把握できませんので、お手数ですがメールで「HPで礼拝しました」と送信してください。

メール pastor@akabanechurch.jp fax 03-3901-8990

        ・先週献金くださった方の献金は、本日の礼拝でささげます

       ・会堂掃除(礼拝後・土曜日):礼拝後は最終聖日礼拝後に行います。土曜日はしばらくお休みします。       

・本日の礼拝は赤羽教会も属する「ホーリネスの群」(ホ群)の創立記念日(75周年)になります。

・緊急事態宣言はこれまでのように「合同礼拝」(10時)、「聖書研究祈祷会」も休会とします

・本日は「創立70周年記念礼拝」に深谷先生夫妻をお迎えすることができまして感謝します。

・また本日から新しい聖書「聖書協会共同訳」が公用聖書となります。注文された方は、費用を記した封筒にお釣りのないように費用を入れて、教師までお願いします。

 ④次週予告 ・7時:早朝礼拝

 ・9時 30分:第1礼拝(合同礼拝に合流)

 ・10時00分:合同礼拝 説教)岡田協力教師

        ・礼拝以外の集会は休会となります

17.頌栄 新聖歌63(YouTubeまたは「MP3&詞 聖歌・讃美歌」で検索してください)

18.祝祷  主イエス・キリストの恵み、父なる神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同の上、豊かにあるように アーメン

日本基督教団 赤羽教会
〒115-0042 東京都北区志茂2-56-4 TEL03-3901-8939 FAX03-3901-8990
このページは、自称赤羽web委員会(略してAWA)により作られています。